雨恋~雨のちキミ~
ずっと話を聞いてたらいつまで経ってもご飯が食べられないので
テーブルに向き直り、耳だけソファ側に向けてご飯を頬張る
「せっかく久しぶりに会えると思ったのに───っ」
「まぁ。またその分、会える楽しみが増えるって考えたらえーんちゃうの?」
「分かってるけど、もう2ヶ月も会ってへんし」
「そーなん?じゃあ、会った時の喜びは一入(ひとしお)やろうね。あ。嬉しいのは分かるけど、羽目外して妊娠させなや」
「「ぶほっ!」」
2人のやり取りを黙って聞いていたけれど
お母さんの爆弾発言に、あたしもお兄ちゃんも吹きだした
お…お味噌汁が………
鼻の奥が若干痛い
「何ぃー?大事なことやで?避妊はちゃんとしとかんと。男はするだけしてそれでおしまいかも知らんけど、妊娠したら女の人は人生が変わるんやから」
「それぐらい、ちゃんと考えてるわ!俺まだ高校生やし、妊娠させたところで責任なんか取られへんもん」
「それやったらいいわ」
……………
水月先輩を前にしたお母さんが、とんでもないことを口走りそうで
とてもじゃないけれど家に連れてこようとは思えなくなってしまった
テーブルに向き直り、耳だけソファ側に向けてご飯を頬張る
「せっかく久しぶりに会えると思ったのに───っ」
「まぁ。またその分、会える楽しみが増えるって考えたらえーんちゃうの?」
「分かってるけど、もう2ヶ月も会ってへんし」
「そーなん?じゃあ、会った時の喜びは一入(ひとしお)やろうね。あ。嬉しいのは分かるけど、羽目外して妊娠させなや」
「「ぶほっ!」」
2人のやり取りを黙って聞いていたけれど
お母さんの爆弾発言に、あたしもお兄ちゃんも吹きだした
お…お味噌汁が………
鼻の奥が若干痛い
「何ぃー?大事なことやで?避妊はちゃんとしとかんと。男はするだけしてそれでおしまいかも知らんけど、妊娠したら女の人は人生が変わるんやから」
「それぐらい、ちゃんと考えてるわ!俺まだ高校生やし、妊娠させたところで責任なんか取られへんもん」
「それやったらいいわ」
……………
水月先輩を前にしたお母さんが、とんでもないことを口走りそうで
とてもじゃないけれど家に連れてこようとは思えなくなってしまった