馬鹿の使い方


「‥私もきつかったよ‥‥」


「えっ‥ちょっ‥愛沢!?」


急に涙目の愛沢が来て

びっくりした


話しきかれてた!?

「劉の‥‥馬鹿」


馬鹿!?

あいつが俺に馬鹿って言ったのは多分初めて

どうしたんだよ‥


きついって誤解されてた!?


俺ってさ

こんなに恋愛すんの下手くそだったっけ!?



駄目だ

追い掛けねーと‥


「あぁ!!!劉‥ちょっと用あるんだけどな~」

「今それどころじゃねーんだよ!」


朝倉(先生)の言葉を無視して愛沢を追い掛けようとした

でも掴まれて


「おまえ留年させるぞ!」


そういって無理矢理俺を引っ張り連れて行く

ちょっと‥

なんでいつも邪魔ばっかはいんだよ!!


そして朝倉に連れて来られたのは社会科準備室


「この資料の整理たのむ」

「はぁ!!??俺じゃなくても出来んじゃねーか!!」

「いつもおまえの赤点をカバーしてやってんのは誰だと思ってんだよ」


クソっ

朝倉め‥


ぜってー死んだら呪ってやる


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