馬鹿の使い方


一時間目の途中に入った

隣のクラスが気になる


あいつは‥

なにしてんだろう?

ちゃんと授業うけてんのか?


放課後になった

クラス見に行くと愛沢はいない


すると‥

「劉さんですよね」


急に話し掛けてきたのは‥

山下だった。


「愛沢はどこ行ったんですか?」

「しらねーよ」

「彼女の場所知らないなんて彼氏失格ですね

それに‥愛沢があんなに悩んでるのに‥もうちょっと気付いてあげてもよかったんじゃないですか?」

「なんだよてめー」

「愛沢にはもうちょっとふさわしい彼氏がいると思います
あなたじゃ愛沢は苦しむだけですよ‥」


そう言って‥山下はどっか行ってしまった

なんだよ‥


クソッ

俺は壁をおもいっきり叩いた


でも‥気付いてあげれなかったのは‥事実で‥


気付いてあげられなかった

ことは‥ショックで‥




本当に最低だよ俺



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