馬鹿の使い方


私はちょっとグランドをのぞく。

あっ劉だ‥

いっそサッカー部のマネージャーやろっかな

そしたら一緒に帰れるし



「かーの女ー誰待ってんの?」

「え?」


誰だろう。

この人‥サッカー部のユニホーム着てるけど‥

みたことない


「誰待ち?それとも俺ファン?」

なんだろう

この人はぁ‥


「まさか劉のファン?」

「え?」

「その顔は当たりか~
劉なんてやめて俺にしなーい?」

そしてその男は馴れ馴れしく私の肩に腕を回してきた

ちょっと‥



「やめて‥下さい!」

「アハハ、冗談冗談
君かわいいね♪」


そう言って 手を上にあげた


「誰なんですか?」

「君さー俺のことしんないの?」


知ってるわけないでしょーが

こんな変態!!



「俺、高木 裕司 ついでにサッカー部キャプテン!
よろしくねー」


なんか‥

女慣れしてそーな‥


こんな人がキャプテンでいいのか?ってツッコミたくなる


- ガチャン


きゃ!?

なに?


急にボールが飛んできた

どこから?



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