君に捧げる花束を
「函南君おはよー!」
「うちらもこないだの試合見てたんだぁ!めーちゃかっこよかった!!」
「…どうも。」
美乃莉ちゃんと渚波ちゃんの声に素っ気ないけど、函南君が返事をした。
「函南君がありがとうだってー!」
「やばい、めっちゃうれしー!」
お礼を言っただけで、珍しがられるって…。
函南君の視線が突然、清花の方を向いた。
どくん…と心臓が鳴る。
んんっと喉を鳴らして、声を整えてから函南君を見上げた。
「おっ……おはよー!」
「はよ。」
朝からとってもハッピー!