君に捧げる花束を
「そんな、目をそらされたくらいで落ち込んでないでー。今日も一緒に帰ろっていうんでしょ?」
終わりは更衣室で着替えて、教室に帰り、まりあが汗ふきシートで首元をぬぐいながら慰めてくれるけど。
「ううん…。函南君、部活あるから帰れないって。」
「あー…でもほら!もうお昼ご飯の時間だし、一緒に食べよって誘ってみたら?一緒に!ね!」
まりあのお昼ご飯と言う言葉に反応して、ばっと顔を上げた。
「そうだっ!私ね!!」