君に捧げる花束を
その日の夜に、突然、函南君からメールが来たの!
Form:kannami.511@×××
To:函南唯人
本文:
よろしく。
電話番号080×××…
期待を裏切らない、素晴らしく簡素なメール。
あ、電話番号も書いてくれてる!
早速、ケータイにアドレスと電話番号を登録する。
その時、ちょうど野風からラインが来た。
『お弁当はどうだったかね。三ヶ月限定の清花ちゃん( ´・∀・` )』
その絵文字、ちょー腹立つ!!!
野風からだから余計にね!!!
『美味しいって言ってくれましたからーっ٩(◦`^´◦)۶』
ムキになって高速で指を動かしていると、ん…?
友達追加の所に印がついていた。
確認してみると、
「かかか函南君ーー!?!?」
「姉ちゃんうっせー!」
思わず絶叫してしまって、隣の部屋の時遥(トキハル)がぎゃーすかと苦情を言ってきた。