君に捧げる花束を




函南君の誕生日プレゼントの事で気をもんでいたら、いつの間にか誕生日まで残り一週間になってしまっていた。




まあ、委員会とか忙しかったし。

一、二年は教室に行っていなかったせいで、集団行動の輪に慣れるのに精一杯っていうのもあった。



わからない事はすぐ先生に聞けないし、先生は私のペースにあわせてはくれない。
元からマイペースな性格だから正直、キツかった。



それにようやく慣れてきた頃だというのに!




こうなった、直接聞くしかない!




放課後が部活でだめなら、お昼しかない!






ということで、少し聞きたいことがあるから…という口実を使い、ダメ元でお昼を誘ってみたら。





なんと、OKをもらっちゃいました!!




手作り弁当騒動以来の函南君とのご飯!







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