君とカフェで会えたら
(なんだそっか・・良かったぁ)
「えっそ、そうなんですか・・・」
「うんオレの親友、岡田大輝、通称ヒロ
って皆呼んでるんだけど凄い、いい奴でさ俺いっつも助けてもらってばっかりだから、なんとか力になりたくてさ・・・でも俺、恋の応援なんてした事ないし、どうしたらヒロの力になれるかなって考えてるんだけど、なかなか思いつかなくて」
(なんだか・・・先輩の気持ち、凄く分かる気がした。)
すると先輩はハッとなってこう言った
「あっ・・ごめん、後輩相手にこんな話・・・」
「分かります・・・友達の力になりたいって思っても中々上手く出来なくてモヤモヤしちゃう気持ち、私も友達から好きな人がいるって相談されたらきっと・・・全力で応援したいって思うだろうし、何とか力になりたいって思うと思います!」
「可鈴ちゃん・・・」
「もし私がヒロ先輩?の立場だったら、親友の湊先輩が応援してくれてるって分かったら凄く嬉しいと思うし自信になると思うんです・・・それに・・湊先輩が親友で良かったって思ってくれる日が来るって・・・私は思います」
「ありがとう・・・あっもうこんな時間?ごめんね引き留めちゃって・・・オレ行かなきゃ!じゃあまたねっ」と先輩は爽やかな笑顔を残し、去って行った。