君とカフェで会えたら
 =次の日=

私は学校に居る間も昨日の事が頭から離れなかった。

そんな私の様子にいち早く気付いたのは麻友だった。

今はお昼休みで私達はいつものように教室でアイドル雑誌を見ながら誰がどの子がいいとかで盛り上がって好きなアイドルがかぶると「分かる~カッコイイよね~」とか共感し合っていた。

私はただぼんやりと皆の話を聞いているフリをしたけど、半分以上話を聞いて
いなかった気もする・・・。

すると麻友は「ねぇねぇ!可鈴はこの中で誰が好きなの?」と聞いてきたでも私は、ぼんやりして麻友の声が聞こえていなかったみた
いだ。
麻友は「ちょっと可鈴!可鈴って
ば!ねぇ大丈夫?」その声で私はようやく我に返り麻友に返事をした。
「えっ?!あ、ごめん聞いてなかった」

すると麻友は「どうしたの?何か今日ずっと上の空じゃない?」と聞いてきた。

私は必死に明るく答えた「え~?そう?そんな事ないよ!ちょっと自販機でジュース買ってくるね~」そう言って
席を立ってここから逃げようとしたがその瞬間、麻友が立ち上がり私の腕を掴むとこう言った「ちょっとごめ~ん!私可鈴に相談したい事があるから、可鈴かりるね!」

すると皆は「もーまたぁ?」「麻友ってホント可鈴LOVEだよねぇ」と言い了承してくれた

すると麻友はそのまま私の腕を引っ張り人気の無い非常階段まで移動した。
もしかすると麻友は私が悩んでいるの気づいて2人っきりにしてくれたのかな・・・。
< 20 / 82 >

この作品をシェア

pagetop