君とカフェで会えたら
麻友や皆が私の顔を覗き込んで私の名前を叫んでいるような気がした
「ちょっとどうしたの?!可鈴!!」
「大丈夫?!」
「返事して?!可鈴!!」
「急にごめん大丈夫だよ」って言いたいのに意志とは反対に意識が遠のいた。
意識が遠のく中···先輩に名前を呼ばれた気がしたけど幻聴だと解っていた
そのまま視界が真っ暗になった···
私は久しぶりに夢を見ていた
真っ暗の中一人でうずくまって泣いている私に先輩が近付いてきて優しく頭を撫でてくれた、優しくて暖かい手で···。
するとそこに美人の彼女の松戸愛莉さんが先輩を呼ぶ···すると先輩は私から離れて愛莉さんの方へ行ってしまう···
『先輩!!待って行かないで!』
私が何度先輩を呼んでも、先輩は一度も振り返らずに愛莉さんと腕を組んでどんどん姿が小さくなってしまう···私は腕を伸ばして先輩を呼んだ「せっせんぱっ!」夢の中で言った言葉を現実でも言っていたらしく自分の声で目が覚めた。「あ··れ?」
気が付くと保健室の天井が見えた
いつ保健室に来たのか、
あれから何分・何時間経ったのか不安に襲われて時計を探したが
自分の左手を握って眠っている麻友の姿が目に入った。
「麻友···」
その声に目が覚めた麻友は私の顔を見て泣き出した
「可鈴?!大丈夫??って大丈夫じゃないよねっゴメン!!今先生呼んでっ」
「ちょっと待って!!今何時?!」
「え? 17時半くらいだけど」
「17時半〜っ!!大変っ早くバイト行かないと!!」
「何言ってるの!!ダメだよ!」
「でも行かないと!!」
「ちょっと可鈴落ち着いて!今日は自分が代わりに出るから可鈴はゆっくり休んでって先輩が」
「は?···何で先輩が??」
「可鈴が倒れたって岡田先輩から聞いたらしくてバイト先には自分から上手く伝えとくから心配要らないって伝言しといてって···」
「そ··そうなんだ」
「だから可鈴··お願いだから無理しないで」
麻友の大きい瞳から綺麗な涙の粒が溢れていた···大好きな親友をこんな悲しませている今の自分に腹が立った···
「ごめん···ごめんね麻友··私、麻友を泣かせてばっかりだね···こんなんじゃあ岡田先輩に怒られちゃうね」
「何言ってんの···私のことはいいんだよっ··今一番辛いのは可鈴でしょ!」
「麻友···大好き」
「うん、分かったから今は少し休んでて··先生呼んで来るから」
そう言って麻友は保健室から出て行った。
「ちょっとどうしたの?!可鈴!!」
「大丈夫?!」
「返事して?!可鈴!!」
「急にごめん大丈夫だよ」って言いたいのに意志とは反対に意識が遠のいた。
意識が遠のく中···先輩に名前を呼ばれた気がしたけど幻聴だと解っていた
そのまま視界が真っ暗になった···
私は久しぶりに夢を見ていた
真っ暗の中一人でうずくまって泣いている私に先輩が近付いてきて優しく頭を撫でてくれた、優しくて暖かい手で···。
するとそこに美人の彼女の松戸愛莉さんが先輩を呼ぶ···すると先輩は私から離れて愛莉さんの方へ行ってしまう···
『先輩!!待って行かないで!』
私が何度先輩を呼んでも、先輩は一度も振り返らずに愛莉さんと腕を組んでどんどん姿が小さくなってしまう···私は腕を伸ばして先輩を呼んだ「せっせんぱっ!」夢の中で言った言葉を現実でも言っていたらしく自分の声で目が覚めた。「あ··れ?」
気が付くと保健室の天井が見えた
いつ保健室に来たのか、
あれから何分・何時間経ったのか不安に襲われて時計を探したが
自分の左手を握って眠っている麻友の姿が目に入った。
「麻友···」
その声に目が覚めた麻友は私の顔を見て泣き出した
「可鈴?!大丈夫??って大丈夫じゃないよねっゴメン!!今先生呼んでっ」
「ちょっと待って!!今何時?!」
「え? 17時半くらいだけど」
「17時半〜っ!!大変っ早くバイト行かないと!!」
「何言ってるの!!ダメだよ!」
「でも行かないと!!」
「ちょっと可鈴落ち着いて!今日は自分が代わりに出るから可鈴はゆっくり休んでって先輩が」
「は?···何で先輩が??」
「可鈴が倒れたって岡田先輩から聞いたらしくてバイト先には自分から上手く伝えとくから心配要らないって伝言しといてって···」
「そ··そうなんだ」
「だから可鈴··お願いだから無理しないで」
麻友の大きい瞳から綺麗な涙の粒が溢れていた···大好きな親友をこんな悲しませている今の自分に腹が立った···
「ごめん···ごめんね麻友··私、麻友を泣かせてばっかりだね···こんなんじゃあ岡田先輩に怒られちゃうね」
「何言ってんの···私のことはいいんだよっ··今一番辛いのは可鈴でしょ!」
「麻友···大好き」
「うん、分かったから今は少し休んでて··先生呼んで来るから」
そう言って麻友は保健室から出て行った。