海底
私はね、海底に扉があると思うの。ううん、あるわ。
その扉をあけたいの。
死んでも構わない。大好きな海だからね。たとえその扉が死の扉だとしても。
私が゛一緒に沈まない?゛って聞いたときに一瞬、ほんの一瞬だけど、嫌な顔をした。

私一人で沈んでも構わないけど、、その前に君を見つけてしまったからね。
つい誘っちゃったよ。
< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop