海底
満月。沈む。手をつなごう
とうとう満月の日だ。
色々な君との思い出。
たくさん、たくさん。

ほら、行こうよ。

君と沈む。

手を繋いだまま。

魚たちが泳いでいるよ。
素敵ね。

海底が見えてきたね。
もうすぐだわ。

本当にあったんだね‥‥。
私の言った通り!

手を繋いだまま、扉に手を掛ける。

二人で。

二人で。













結局、その扉が、なんの扉だったのかは誰も知らない。
その後、少年少女を見たものはいない。



二人だけの秘密。
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