好きって気づいた


そういえばサドと二人で帰るなんて
久しぶりアル。
いつもは姉御たちと帰ったりサドがいても
マヨやゴリ、皆と一緒だったからな。


久しぶりすぎてちょっと緊張してきた


さっきの事もあったし…



沖「何さっきっから黙っているんでィ。
下駄箱着いたぜィ。」



神「え、あっ…」


いつの間にか昇降口に着いててサドは既に
靴に履き替えていた



沖「ボーッとしてると置いていきやすぜィ。
駄菓子屋一人で行っちゃおー(棒)」



神「ま、待つアル!
私も行くネ‼」


走り出したサドをあわてて靴に履き替えて
追いかけていく。



もしかして心配してくれたのかな?


そう思ったけどすぐにサドに限ってそれはないと思い
一生懸命追いかけてからの飛び蹴りをした














あれからサドと走って駄菓子屋に行き
自分の食べたいものをかごに入れ始めた



そうだ、さっきのお礼にネルネル買ってサドにあげよう




自分のぶんとサドのぶんをかごに入れ、
レジに並んだ。




サドは既にレジを済ませていて駄菓子屋を出た。






神「フっフフ~♪」



沖「上機嫌だねィ。
酢昆布のどこがいいんでさぁ」


袋から取りだし酢昆布の箱を開け食べ始めた所、
サドが女子高生が酢昆布…的な顔をして
私を見つめている


神「この美味しさが分からないなんてサドは
お子ちゃまアルな。
もう病みつきネ!!」


沖「そのうち身体から酢昆布の
酸っぱい臭いがしてくるぜィ。」


神「朝昼晩酢昆布でもいいくらいアル」



沖「まぢでか」


神「嘘アル」


沖「テメェ」



引っ掛かったとバカにしながら笑っていると
ふと駄菓子屋で買ったものを思い出し
サドに渡した。




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