2・5次元の彼女
HARUが微笑む。
「夕莉があまりに可愛かったから、撮っちゃった」
疑惑が確信に変わり、言葉を失う。
人の裸を撮るなんて。
ひどい。悪趣味だ。
私はHARUを睨みつけると、そのカメラを奪おうと飛びついた。
HARUはさっと身をかわして、カメラから私を遠ざける。
「だーめ」
意地悪に笑うHARUは、なんだか高圧的で、もはや私の知ってる優しいHARUではなかった。
「今すぐ消して!」
私は必死に彼の胸へすがりつく。
涙が出そうだった。こんな仕打ちってある?
大好きな人が結婚してた上に、裸の写真を撮られるなんて。
「大丈夫だよ、誰にも見せたりしないから」
「そういう問題じゃないでしょ!?」
私が声を荒げると、HARUはまあまあとのん気に私をなだめた。
「ああ、でも」HARUはニヤリと笑みを浮かべ、私の耳元で囁く。
「景斗と浮気したら、見せちゃおうかな」
その言葉に、私は凍りつく。
信じらんない。どうしてそうなるの。
だいたい、HARUは結婚してるじゃん。
私が誰とどうしようと、文句を言えるような立場じゃないし、浮気も何もないじゃないか。
なのに、どうしてそんな脅すようなこと……
「夕莉があまりに可愛かったから、撮っちゃった」
疑惑が確信に変わり、言葉を失う。
人の裸を撮るなんて。
ひどい。悪趣味だ。
私はHARUを睨みつけると、そのカメラを奪おうと飛びついた。
HARUはさっと身をかわして、カメラから私を遠ざける。
「だーめ」
意地悪に笑うHARUは、なんだか高圧的で、もはや私の知ってる優しいHARUではなかった。
「今すぐ消して!」
私は必死に彼の胸へすがりつく。
涙が出そうだった。こんな仕打ちってある?
大好きな人が結婚してた上に、裸の写真を撮られるなんて。
「大丈夫だよ、誰にも見せたりしないから」
「そういう問題じゃないでしょ!?」
私が声を荒げると、HARUはまあまあとのん気に私をなだめた。
「ああ、でも」HARUはニヤリと笑みを浮かべ、私の耳元で囁く。
「景斗と浮気したら、見せちゃおうかな」
その言葉に、私は凍りつく。
信じらんない。どうしてそうなるの。
だいたい、HARUは結婚してるじゃん。
私が誰とどうしようと、文句を言えるような立場じゃないし、浮気も何もないじゃないか。
なのに、どうしてそんな脅すようなこと……