2・5次元の彼女
第7章 君に言葉をかける権利
***第7章***
景斗にとって3日ぶりのログインだった。
土日にも関わらずゲームに顔を出さなかったのは、日々の雑務に親戚の法事など加わって忙しかったということもあるが、それも言い訳に過ぎない。
なにより、ユウとの微妙な距離感が、ログインを避けたいと思わせる一番の理由だった。
HARUとの関係がどうなったのかを聞くのが怖い。
それでも自分は聞いてしまうだろう。自分の知らないところで事が進んでいくのは、もっと嫌だった。
その上、中途半端に自分の気持ちをユウに伝えてしまったことが、事態をより混迷させた。
ユウはきっと気を使うだろう。
ひょっとしたら、HARUとの関係を隠そうとするかもしれない。
以前のような気軽に相談し合える仲には、もう戻れない。
さらに、自分はさっさとユウを諦めて、新しい彼女候補まで作ってしまったのだから合わせる顔がない。
景斗にとって3日ぶりのログインだった。
土日にも関わらずゲームに顔を出さなかったのは、日々の雑務に親戚の法事など加わって忙しかったということもあるが、それも言い訳に過ぎない。
なにより、ユウとの微妙な距離感が、ログインを避けたいと思わせる一番の理由だった。
HARUとの関係がどうなったのかを聞くのが怖い。
それでも自分は聞いてしまうだろう。自分の知らないところで事が進んでいくのは、もっと嫌だった。
その上、中途半端に自分の気持ちをユウに伝えてしまったことが、事態をより混迷させた。
ユウはきっと気を使うだろう。
ひょっとしたら、HARUとの関係を隠そうとするかもしれない。
以前のような気軽に相談し合える仲には、もう戻れない。
さらに、自分はさっさとユウを諦めて、新しい彼女候補まで作ってしまったのだから合わせる顔がない。