幸せそうな顔をみせて【完】
「ですから、この時の提案書ではウチの企画が予算的に厳しく、このままでは他社に持っていかれます。内容を見直すか、それとも予算を増やすかをしないと難しいでしょう」
広い会議室の中、新規企画プロジェクトチームのミーティングが行われている。前に立ちパソコンを駆使しながらのプレゼンを行うのは同期でプロジェクトリーダーに抜擢された『副島新』。私の彼になって…4日目の月曜日の朝のことだった。
日曜の朝に一緒にベッドで寝ていた私と副島新が起きたのはやっぱり昼前で、土曜日と違ったのはベッドには一人ではなく、横に副島新がまだぐっすりと寝ていたということ。私が起きてしばらくして副島新は目を覚ますと、一番に私の身体を抱き寄せ、目も眩むような綺麗な微笑みを見せると、私に甘いキスを落とした。
「おはよう。葵」
日曜日は一日中、二人で一緒の時間を過ごし、自分のマンションの部屋に戻ったのは夜も遅くなってからだったので、月曜日から仕事なのでそのために帰ったようなものだった。
で、今は。
新規企画プロジェクトチームのミーティングに参加している。朝礼が終わると同時に始まったミーティングに参加する私はテーブルの一番後ろの方にいるけど、副島新は一番前で話している。副島新の仕事っぷりは前々から知っているけど、いつにも増してキレがあると思うのは、私の欲目だろうか?
綺麗に纏められた資料を見ながら、私は仕事に集中する。
広い会議室の中、新規企画プロジェクトチームのミーティングが行われている。前に立ちパソコンを駆使しながらのプレゼンを行うのは同期でプロジェクトリーダーに抜擢された『副島新』。私の彼になって…4日目の月曜日の朝のことだった。
日曜の朝に一緒にベッドで寝ていた私と副島新が起きたのはやっぱり昼前で、土曜日と違ったのはベッドには一人ではなく、横に副島新がまだぐっすりと寝ていたということ。私が起きてしばらくして副島新は目を覚ますと、一番に私の身体を抱き寄せ、目も眩むような綺麗な微笑みを見せると、私に甘いキスを落とした。
「おはよう。葵」
日曜日は一日中、二人で一緒の時間を過ごし、自分のマンションの部屋に戻ったのは夜も遅くなってからだったので、月曜日から仕事なのでそのために帰ったようなものだった。
で、今は。
新規企画プロジェクトチームのミーティングに参加している。朝礼が終わると同時に始まったミーティングに参加する私はテーブルの一番後ろの方にいるけど、副島新は一番前で話している。副島新の仕事っぷりは前々から知っているけど、いつにも増してキレがあると思うのは、私の欲目だろうか?
綺麗に纏められた資料を見ながら、私は仕事に集中する。