幸せそうな顔をみせて【完】
「わかった。じゃ、いつまでなら出来る?」
そんな副島新の言葉に自分の仕事と、頼まれた仕事の掛かる時間を計算して…。今日は残業になりそうだと判断した。特に私の抱えている案件は…時間が掛かる。簡単な仕事なら副島新の求めるくらいの仕事量ならこなせる。でも、今日の仕事では無理。
「明日の朝まででいいですか?」
これが私の最大の譲歩出来るラインだった。でも、副島新がその仕事を急いでいるのも分かっているから、出来るだけ協力したいとも思う。でも、気持ちはそうでも出来ないことは出来ない。無い袖は振れない。特に副島新の抱えている仕事の重要性は分かっている。
「分かった。とりあえず今日は一緒に残業しよう。一緒にすれば、葵と一緒に資料の読み上げをして、マーカーを引いて、その部分を葵がピックアップをして、パソコンに打ち込む。それが出来た順から俺がチェックしていけば、明日の朝には主任に渡すことが出来る」
私だけでなく副島新が一緒に残業してくれると半分の時間、いや、三分の一の時間で仕事が終わると思う。副島新の仕事のレベルから行くと無理だと思われたことも間に合うかもしれないとさえ思う。プロジェクトリーダーとしての副島新の手伝いが出来るなら嬉しい。
「わかった。私も出来るだけ自分の仕事を早く終わらせる」
「ああ。頼む」
そう言って副島新はニッコリと笑う。何時もならニコリとも笑わないのに、今日に限って少しだけ顔を緩めるからドキドキしてしまう。
そんな副島新の言葉に自分の仕事と、頼まれた仕事の掛かる時間を計算して…。今日は残業になりそうだと判断した。特に私の抱えている案件は…時間が掛かる。簡単な仕事なら副島新の求めるくらいの仕事量ならこなせる。でも、今日の仕事では無理。
「明日の朝まででいいですか?」
これが私の最大の譲歩出来るラインだった。でも、副島新がその仕事を急いでいるのも分かっているから、出来るだけ協力したいとも思う。でも、気持ちはそうでも出来ないことは出来ない。無い袖は振れない。特に副島新の抱えている仕事の重要性は分かっている。
「分かった。とりあえず今日は一緒に残業しよう。一緒にすれば、葵と一緒に資料の読み上げをして、マーカーを引いて、その部分を葵がピックアップをして、パソコンに打ち込む。それが出来た順から俺がチェックしていけば、明日の朝には主任に渡すことが出来る」
私だけでなく副島新が一緒に残業してくれると半分の時間、いや、三分の一の時間で仕事が終わると思う。副島新の仕事のレベルから行くと無理だと思われたことも間に合うかもしれないとさえ思う。プロジェクトリーダーとしての副島新の手伝いが出来るなら嬉しい。
「わかった。私も出来るだけ自分の仕事を早く終わらせる」
「ああ。頼む」
そう言って副島新はニッコリと笑う。何時もならニコリとも笑わないのに、今日に限って少しだけ顔を緩めるからドキドキしてしまう。