幸せそうな顔をみせて【完】
副島新が私の彼氏になった。そんな事実が私の中できちんとした形になっていく。
「副島センセイは私が彼女でいいの?」
「名前で呼べって言ったろ」
そんな言葉と共にまっすぐに見つめてくるから、昨日の酔いの時間とは比べものにならないくらいに顔が真っ赤になる。でも、誤魔化すことなんか絶対に許してなんかくれない。真っ直ぐに見つめてくる瞳は獲物を狙う猛獣のようで、少しの甘さを感じさせない。
仮にも彼女なのだから、もう少し優しくしてくれたらいいのにとも思うけど、副島新にとってこれは許せないラインなのかもしれない。
「新……。これでいい?」
私の言葉で上機嫌になったのだから、それは間違いではなかったらしい。私の言葉を聞いて眩いくらいに綺麗な微笑みを浮かべている。私は副島新の内面が好きなのに、こんなに容姿まで恵まれている彼氏というのは贅沢過ぎる気もした。
そして、自分の中の恋心を再確認する。
「上等。さて、俺と葵は正式に付き合うこととなったという確認が終わったから、葵とはこれからのことを考えないといけないな」
これからのことって…。
昨日の話からいうと、私の部屋に一度帰ってから何か食べに行くというのではなかったかな?すでに昼前の時間になっているので、身体は時間に正直なのかお腹はかなり空いている。まずは昨日のスーツに着替えて…それからマンションに帰ってシャワーを浴びてから、初めてのデートに向かうというのが順当かと思われる。
「副島センセイは私が彼女でいいの?」
「名前で呼べって言ったろ」
そんな言葉と共にまっすぐに見つめてくるから、昨日の酔いの時間とは比べものにならないくらいに顔が真っ赤になる。でも、誤魔化すことなんか絶対に許してなんかくれない。真っ直ぐに見つめてくる瞳は獲物を狙う猛獣のようで、少しの甘さを感じさせない。
仮にも彼女なのだから、もう少し優しくしてくれたらいいのにとも思うけど、副島新にとってこれは許せないラインなのかもしれない。
「新……。これでいい?」
私の言葉で上機嫌になったのだから、それは間違いではなかったらしい。私の言葉を聞いて眩いくらいに綺麗な微笑みを浮かべている。私は副島新の内面が好きなのに、こんなに容姿まで恵まれている彼氏というのは贅沢過ぎる気もした。
そして、自分の中の恋心を再確認する。
「上等。さて、俺と葵は正式に付き合うこととなったという確認が終わったから、葵とはこれからのことを考えないといけないな」
これからのことって…。
昨日の話からいうと、私の部屋に一度帰ってから何か食べに行くというのではなかったかな?すでに昼前の時間になっているので、身体は時間に正直なのかお腹はかなり空いている。まずは昨日のスーツに着替えて…それからマンションに帰ってシャワーを浴びてから、初めてのデートに向かうというのが順当かと思われる。