幸せそうな顔をみせて【完】
吃驚はしたけど、いつも幸せな話をしていたのでそろそろだとは思っていた。でも、妊娠には驚いた。でも、少し年上の彼氏だったので、結婚を前提に付き合っていると聞いていたので、それはそれでアリかもしれない。でも、今日はそれだけで終わらず、もう一人の同期である田川香也子(タガワカヤコ)は彼氏とラブラブな生活を暴露。で、私はどうなのかとお鉢が回ってきた。
私はというと、不器用で仕事ばかりしていたので、大学の時に付き合っていた彼とも自然消滅している状態で、幸せの空気に水を差すのも申し訳ないと思ったので、つい最近のお見合い話をしたのだった。
お見合いと言っても親戚の叔母さんの顔を立てるということで会っただけで、私は結婚する気は全くない。でも、相手は誠実そうな人で好感を持ったのも事実だった。会社に入って二年目。今は結婚したいと思ったりはしない。それよりも今の仕事を頑張りたいと思っていた。
「どんな人なの?」
「いい人だったよ。優しい人だったし、スーツの似合う仕事の出来る男の人って感じだったし、顔も結構恰好よかった」
「で?」
「うーん。どうなんだろうね。まだ何も分からないし」
ブブブブブブブブ。
私はというと、不器用で仕事ばかりしていたので、大学の時に付き合っていた彼とも自然消滅している状態で、幸せの空気に水を差すのも申し訳ないと思ったので、つい最近のお見合い話をしたのだった。
お見合いと言っても親戚の叔母さんの顔を立てるということで会っただけで、私は結婚する気は全くない。でも、相手は誠実そうな人で好感を持ったのも事実だった。会社に入って二年目。今は結婚したいと思ったりはしない。それよりも今の仕事を頑張りたいと思っていた。
「どんな人なの?」
「いい人だったよ。優しい人だったし、スーツの似合う仕事の出来る男の人って感じだったし、顔も結構恰好よかった」
「で?」
「うーん。どうなんだろうね。まだ何も分からないし」
ブブブブブブブブ。