君のせい
口止めの条件
ガラガラ━━━
「失礼しまーす…」
扉を開けて中に入るが先生は留守のようだ。
良かった、居ない方が理由とか聞かれなくて済むし好都合だ。
奥にあるベッドに寝そべり、カーテンをしめる。
はあぁ、危なかった…。
顔合わせてたらどーなる事か。
まだ少しドキドキする胸を押さえながら、呼吸を整える。
あれ、そういえばあの人初めて見たような気がするんだけど…。
なんでだろ?
もう、新学期から2ヶ月くらい経つのに。
頭を回転させ、記憶を辿っているその時…
ガラガラ━━━
え?誰か来た…?