君のせい
カーテンを開けられ、無言で見つめ合う。
この状況どうしよう…。
「あのー、何か…?」
「あー、わりぃ。いつも閉まってねぇから開けんの忘れたのかと思ってな。悪かったな」
男子生徒は気まずそうにカーテンを閉めた。
あれ、あの顔どこかで…。
…あ!陽弥って人だ!
私の顔を見ても何も言わなかった。
昨日のことは覚えてないのかな…。
それだと、全然良いんだけど。
安心して眠りにつこうとした瞬間━━━
シャーッ
「え?!」
いきなりカーテンを開けられた。