君のせい
は・・・?目を開けると、視界は止まっていた。
足は宙に浮いた状態で、何が起こったのかまったく理解が出来ていない。
ふと、手首に違和感を感じて上を見上げる。
「っはぁ、おまっ・・・大丈夫か?」
そこには見知らぬ男の子が私の手首を掴んでいた。
誰?私、全然知らないんだけど。
「今上げてやるから。待ってろ」
男の子に引っ張られ、屋上へ連れ戻される。
「ったく、落ちようとしてたから焦ったぜ」
男の子は安堵の息をもらす。
私、邪魔されたんだ・・・。
てか、この人誰だろう。
見たことないなぁ。