謎に親友ぶってくる女の別垢ブログを覗いてみた
あたしと音羽君の低レベルな口論を遮ったのは亜紀の声だった。

「更新されてるよ、ブログ」

マジでか。毎日よくやるよね。でもま、まだ始めたばっかだから当然かな?

『ホント何なの。今日あたしが遊びに誘ってあげたのに来なかったし。こっちはブログのネタのためにわざわざ誘ってるのに、那智に断る権利とかないし』

え、何のこと?
誘われてないんだけどー今日は。こないだは誘われたけどね、捏造乙。そしてあたしに人権はないのか。
っていうかネタのためって言っちゃってるし。ウケるんだけど。

「あ、ちょっと貸して」

「ん」

亜紀の手からスマホを受け取って、こないだのコメント欄を確認する。
あ、きてるじゃん返事。律儀か。
< 21 / 67 >

この作品をシェア

pagetop