小さな不思議のお話
第一章
1.　来栖夏帆


暑くて、暑くて、今にも倒れそうなくらい、とにかく「暑い」猛暑日の日。

そんな一文字で表すと「夏」の日に私は、生まれたんだって。

だから、私の名前に「夏帆」とつけた....

単純すぎだろ。私の親

まぁ、それは置いておいて、

私は、特に表記出来るくらいの特技があるわけでもなく本当に平凡な奴。


でも、そんな私にも一度だけ、きっと、最初で最後の、体験をしたことがある


山奥の田舎で生まれたもんだから友達もそれほどまで多くはいなかった私は、
小学校も6年まで全員で32人の小さな学校に通っていた。

そんな学校の奥に見つけた小さな森。

その森林は、全体私の秘密基地だった。

まだ小学3年だった私は、いつも一人でその森に入って動物と会話したり川で遊んだりしてた。


とある日、その私の秘密基地に誰か知らない人が入ってきた。
私は、その人を見た時ショックと驚きとが半分ずつ頭の中を占めていた。

「え....?」



< 1 / 10 >
表紙・目次

この作品をシェア

pagetop