【続】キミとひとつになれたら
「う、そっ……」
一瞬にして虫の息になった凛花ちゃん。
私がアタフタしてるうちに。
四ノ宮くんはナイフで、今度は彼女のお腹を大きく切り裂いた。
パックリ開いたお腹からは腸などの内臓が飛び出し、あっという間に凛花ちゃんは殺された。
守れなかった。
そばにいたのに。
何もできなかった。
私、何もできなかった……。
「嘘っ……こんなのっ、嘘よっ……」
ペタン、と座り込んだ。
涙が出てきた。
「あーあ、血で汚れちゃった。ごめんね?小春ちゃん。こんな見苦しい姿で」
人を殺したくせに。
平然としてる。
本当に、信じられないっ!!