【続】キミとひとつになれたら
そばに歩み寄ってきた四ノ宮くんを振り切って、凛花ちゃんのそばへ。
グッタリとして、無残な姿になった体を抱き起こした。
「凛花ちゃん……起きて……目、開けてよ。お願だからっ……起きてよっ!!!」
一緒に恋バナ、するんでしょ?
せっかく仲良くなれたのに。
恋愛トークしたり。
寄り道したり。
たまには一緒にお弁当食べたり。
一緒にやりたい事、いっぱいあったのに。
「小春ちゃん。そんな女、どうでもいいでしょ?こんなゴミ、相手にする事ないよ」
やや苛立った様子で、四ノ宮くんは私と凛花ちゃんを無理矢理引き離した。