【続】キミとひとつになれたら
修羅場
【悠希side】
2階に上がってからも、翔はずっと不機嫌。
「おい、少しは落ち着けよ」
「……」
俺はベットに座ってるけど。
翔はさっきから部屋の中を行ったり来たりしてる。
「今彼にとっては複雑な状況かもしれないけど、あの2人は一度じっくり話し合うべきなんだよ」
ピタッと翔は動きを止めた。
スタスタと歩いてきて、俺の前に来て。
「お前は何も知らないからそういう事が言えるんだよっ!!余計な事ばっか言いやがって!!」
怒鳴って、乱暴に胸倉を掴んできた。