【続】キミとひとつになれたら




両親が死んだのは私のせい。


四ノ宮くんが狂ったのは私のせい。


兄が殺されたのは私のせい。


麻衣が殺されたのも私のせい。



凛花ちゃんも。
翔くんも。
上条くんも。


みんな、私のせいで……。



「馬鹿な事言わないの。僕は幸せだよ?キミと一緒にいれるなんて、世界1の幸せ者だよ」


私の口からは「ははっ」と苦笑いが漏れるだけだった。


結局、どうするのが正解だったのか。

意味わかんない。
何もわからないよ。




「……」


少なくとも彼は、きっとこれから先も人殺しを続けるだろう。



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