【続】キミとひとつになれたら
私は……。
「小春ちゃん?さっきからどうしたの?何か様子が変だけど……」
私は、彼を止めなくちゃいけない。
「四ノ宮くん……」
「ん、何かな?」
優しい笑みは、どうしても悪魔の微笑みにしか見えない。
無理だよ。
この人をまた愛するなんて。
これから先、この人と生きていくなんて無理。
「何か、飲まない?座って、ゆっくり話がしたい……」
そう言うと四ノ宮くんは嬉しそうに「紅茶淹れてくるね」と言って台所に行った。