【続】キミとひとつになれたら




「愛してた……」


「……」



無言で私を見つめる四ノ宮くんは切ない表情をしながら、私の頭に手を置いた。




「何で……そういう悲しい言い方するの……?」


「……ごめんなさい」



ギュッとナイフの柄を握りしめ。


素早くそれを……。




「うっ……」


四ノ宮くんの腹部に刺した。



すぐにナイフを抜いて、今度は胸を刺した。


抜いて。
刺して。
抜いて。
刺して。
それを何度も何度も繰り返した。
何度も何度も……。



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