【続】キミとひとつになれたら
1番の疑問を問うと。
「迎えに来た俺の父さんが、まだ息があった俺らを病院まで運んでくれたんだよ。もちろん警察にも通報したってさ。人が亡くなったんだから」
「……そう」
私は、この手で……。
「でも河瀬ちゃん、3日も眠り続けてたんだよ?よっぽど疲れてたんだね。しかも魘されてたし」
私、人を……。
「どう、しよっ……」
「え?何?」
「上条くんっ……どうしようっ!!私っ……人を殺しちゃったのっ……!!!」
「河瀬ちゃんっ」
大声を上げた私の口を上条くんが右手で塞いで、左手の人差し指を自分の口に当てた。