【続】キミとひとつになれたら
「ま、とにかくゆっくり休みな。後さ、警察にはあんま余計な証言はしない方がいいよ。俺がどう証言すればいいか後で教えてあげるから」
平然と、若干とんでもない事を言う彼に少しめまいがした。
「まだ顔色が良くないから、寝てな」
「ま、待って……」
「何?」
上条くんは元気そうだけど……。
「翔くんは……?」
「……」
「無事、なんだよね……?」
翔くんの名前を出した瞬間、上条くんの表情が変わった。
笑顔が消え、無表情になった。
何、その反応は。