【続】キミとひとつになれたら





「悠希、正直に言え。お前、何を企んでるんだ?」


「……」



確実に小春に近づこうとしてる。


前に進むための手助け、という名目を利用して小春に近づくのがこいつの目的。




「別に……何も企んでないよ。単に俺は小春ちゃんと仲良くなりたいだけ。だって大事な親友の彼女だもんな」


「大事な、親友……?」


笑わせるな。




「本当にそう思ってんの?……本気で俺の事、親友だと思ってる?」


悠希は一瞬驚いたように目を見開いた。

かと思ったら、すぐ無表情になった。


その目は俺を睨みつけてるように見えた。



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