【続】キミとひとつになれたら
俺らは少しの間、睨み合っていた。
息が詰まるような空気が漂い続け……。
「ふっ……ふふっ」
「なっ、何だよっ……」
「あはははははははははっ!」
悠希が突然、笑い声を上げた。
狂ったように笑う姿に寒気がした。
気持ち悪い……。
「やっぱ翔って勘がいいね~。さっすが!ま、頭良いもんね~」
「あんた……本当は俺の事、嫌いなんじゃねーの?」
今まで俺はこいつの事を親友だと思ってた。
気さくな良い奴だし。
良い親友だって思ってたのに……。