【続】キミとひとつになれたら




俺らは少しの間、睨み合っていた。


息が詰まるような空気が漂い続け……。




「ふっ……ふふっ」


「なっ、何だよっ……」


「あはははははははははっ!」



悠希が突然、笑い声を上げた。


狂ったように笑う姿に寒気がした。


気持ち悪い……。




「やっぱ翔って勘がいいね~。さっすが!ま、頭良いもんね~」


「あんた……本当は俺の事、嫌いなんじゃねーの?」



今まで俺はこいつの事を親友だと思ってた。


気さくな良い奴だし。
良い親友だって思ってたのに……。



< 201 / 277 >

この作品をシェア

pagetop