【続】キミとひとつになれたら
ふざけるなよ。
精神的に弱ったお前をそばで支えてきたのは俺なのに。
「今まで少しベッタリ過ぎたかもね、私達。だからさ、翔くん……これからは他の友達とも遊んだりしていいよ?部活だって、本当は入りたいよね?」
部活なんてどうでもいいし。
俺は小春と一緒にいるだけで十分満足してんのに……。
「少しずつ……前に進まないとね……」
どうせ、上条に余計な事でも吹き込まれたんだろ?
「あ、そろそろ帰らないと。じゃあね、翔くん。明日も来るね」
「あぁ……」
面会時間が終わりに近づき、小春は帰って行った。