【続】キミとひとつになれたら
新たな幕の序章
「小春、今日は泊りなよ。明日は休みの日だし」
「うーん、どうしようかな……」
学校が終わって、翔くんの家に一直線。
一緒に宿題をしてから一緒に夕飯の準備。
「最近泊まってないし、たまにはいいんじゃない?」
「じゃあ……そうしようかな」
「やった」
無邪気な翔くんの笑顔。
見てると、ホッとする。
最近、翔くんは時折、いつもと雰囲気が変わる事がある。
いつも優しいのに。
時折、氷のように冷たい目をする時がある……。