【続】キミとひとつになれたら
story9
キミと、ひとつ
【翔side】
俺の腕の中でグッタリと眠る小春を見て、笑みが零れる。
俺はさっき血をすすった。
小春の綺麗な血。
後で俺の血も飲ませないと。
じゃないと、ひとつになれない。
あ、そうだ。
明日の朝ご飯に俺の血を混ぜておこう。
小春の弱った姿は見れたし。
小春の血を飲めた。
本当に、最高。
「ふっ……あはははははははっ!」
最高過ぎて、笑える。
好きな人とひとつになるって、すっごい快感。
でも、ただ血を飲むだけじゃつまんないな……。