【続】キミとひとつになれたら
story2
心の傷
「あの子、だよね……?」
「あの子の下駄箱に、人間の首が入ってたって」
「しかもそれって四ノ宮くんが……」
久々の学校。
人の視線が痛いだけ。
視線と噂話が突き刺さる。
「小春……噂話なんかするくだらない連中は気にするな」
「……うん」
麻衣を失ったショックは大きくて。
心には大きな穴が空いたみたいな感じ。
翔くんがいてくれなかったら、確実に私はダメになってる。