【続】キミとひとつになれたら
「おーい!川に入って遊ぶのはいいけど、はしゃぎ過ぎて溺れるなよー?」
上条くんはからからように、そう叫んだ。
私と桜川さんは「大丈夫だよー!」と叫んだ。
「そんじゃ、俺ら男性陣は何か飲み物でも持ってくるから。女性陣はこのまま遊んでて!翔、内田っち、行こーぜ」
3人は飲み物を取りに別荘の方へ。
残された私達の間には、何とも言えない空気が流れた。
だって。
さっきから藤堂さんが……。
「河瀬さん」
すごい顔して、私を睨みつけてる。
「な、何……?」
川から上がって。
怖気づきつつ、藤堂さんの方を真っ直ぐ見た。