【続】キミとひとつになれたら
story3
恐怖と苦痛
【麗side】
「んっ……」
何でよ……。
どうしてこんな事になってんの?
意味わかんないっ……!!
夕飯の準備が面倒だったから。
外に散歩に出てフラフラしてたら、いきなり後ろから鼻と口を塞がれて、それで気を失って……。
気が付いたら、よくわかんない場所にいた。
特に何もない。
木でできた殺風景な小屋。
何故か長方形のテーブルの上に、私は寝かされ、縛り付けられていた。
何で私がこんな事にっ……。
多分ここは別荘のそばにあった、木製の物置だと思う。
だって見えるもの。
小さな窓から、別荘が。