【続】キミとひとつになれたら
【冬真side】
藤堂は虫の息になっていた。
全身が切り傷だらけになり。
右目は抉られてて。
ご自慢の顔も……切り傷だらけで、汚い血で汚れて、醜い事になってる。
もう何をしてもギャーギャー言わなくなったし。
飽きてきたから、もういいか。
「……地獄に堕ちろ」
ナイフを置いて、カバンから包丁を取り出し、それで藤堂の首を切った。
傷口からは大量に血が吹き出し。
藤堂は死んだ。