【続】キミとひとつになれたら







『ただいま。小春ちゃん』



顔の右半分が火傷して、可愛らしかった顔は少し無残な事になっていた。


けどあの日。



私の前に現れたのは、紛れもなく彼。






『いやあああぁぁっ……!!』



私は逃げた。


必死になって四ノ宮くんから逃げた。





『待ってよ。小春ちゃん』



怖くて、後ろを一切振り向く事ができなかった。






< 7 / 277 >

この作品をシェア

pagetop