【続】キミとひとつになれたら
【凛花side】
こはちゃんと仲良くなれてよかった。
あまり親しくない人達との旅行って少し不安だったけど。
来て正解だったな。
「ふふっ。広くて綺麗なお風呂~」
少し上機嫌になって、はな歌を口ずさみながら大きな浴槽に浸かっていた。
―ガッシャーン
いきなり、窓が割れた。
正確には割られた。
お風呂場の窓が割られたかと思ったら、人が入ってきた。
入ってきたのは同じ年くらいの男の子。
「きゃあああっ……!!!」
侵入してきたのは、貌の右半分が爛れた……四ノ宮冬真くん。