【続】キミとひとつになれたら
「藤堂っ……内田っ……」
そう叫びながら、茂みをかきわけた、
そして露わになったのは。
「うわあああああっ!!!!」
「ああああっ!!!嘘だっ!!!嘘だろっ……こんなのっ!!」
そこにあったのは、人間の死体。
しかも2体。
死体が茂みの中に隠してあった。
全身が傷だらけで、首がパックリ切られてるのは間違いなく藤堂。
無残に顔が潰されてるのは……服装からして内田。
「何でっ……2人がこんな事にっ……」
悠希はペタンとその場に座り込んだ。
一方の俺は。
「間違い、ない……これ、あいつの仕業だ。絶対に……」
何故か、四ノ宮の仕業だと感じた。
根拠もないのに。
でもこの残忍な殺し方は、間違いなく……あいつの……。