ご懐妊は突然に【番外編】
5月某日
出産予定日を一週間近く過ぎた麗らかな日だった。
すっかりお腹も大きくなって、双子ちゃんたちの胎動も頻繁に感じる今日この頃。
食欲も止まらず、最近では匠さんの二倍の量は平らげている。
もし大食い選手権に出たら、優勝は無理でも今なら爪痕くらいは残せるかもしれない。
匠さんを送り出した後、のんびりお掃除をしていると、お腹が時折痛む。
朝食を食べ過ぎたかな。
しかし、今朝はご飯は三膳ほどしか食べていないハズだ。
お掃除を中断すると、私は一旦ベッドに倒れ込んだ。
しかし休んでいても一向に良くならないばかりか、痛みは激しくなるばかりだ。
ああ、ついに来たか…と思った。
陣痛が始まったようだ。
入院に必要なものは事前に全て揃えてある。
その他に財布や化粧品、母子手帳など身の回りの物を動けるうちにバックに纏めた。
念のため、匠さんに連絡を入れておいたが留守電だったのでメッセージを残しておく。
その後、ママとお義母さんのそれぞれに連絡をすると、タクシーを呼んで病院へと向かった。
「産まれそうですか?」
担当の女医は相変わらずの無表情のままで尋ねる。
「産まれそうですね」
陣痛の痛みで私はグッタリしている。
そのまま個室に連れて行かれてるとベッドの上でうずくまった。
出産予定日を一週間近く過ぎた麗らかな日だった。
すっかりお腹も大きくなって、双子ちゃんたちの胎動も頻繁に感じる今日この頃。
食欲も止まらず、最近では匠さんの二倍の量は平らげている。
もし大食い選手権に出たら、優勝は無理でも今なら爪痕くらいは残せるかもしれない。
匠さんを送り出した後、のんびりお掃除をしていると、お腹が時折痛む。
朝食を食べ過ぎたかな。
しかし、今朝はご飯は三膳ほどしか食べていないハズだ。
お掃除を中断すると、私は一旦ベッドに倒れ込んだ。
しかし休んでいても一向に良くならないばかりか、痛みは激しくなるばかりだ。
ああ、ついに来たか…と思った。
陣痛が始まったようだ。
入院に必要なものは事前に全て揃えてある。
その他に財布や化粧品、母子手帳など身の回りの物を動けるうちにバックに纏めた。
念のため、匠さんに連絡を入れておいたが留守電だったのでメッセージを残しておく。
その後、ママとお義母さんのそれぞれに連絡をすると、タクシーを呼んで病院へと向かった。
「産まれそうですか?」
担当の女医は相変わらずの無表情のままで尋ねる。
「産まれそうですね」
陣痛の痛みで私はグッタリしている。
そのまま個室に連れて行かれてるとベッドの上でうずくまった。