暫定彼氏〜本気にさせないで〜
折角、食べてもらおうと色々と準備しているのに……


そう思うものの


気持ちとは裏腹に私の唇は陽日を求めてしまう。


一旦、唇を離すと陽日は


「ねぇ、ご飯も食べたいけど、先に沙紀さんを食べちゃ駄目?」


頗る甘えた顔で私を見つめる。


うっ………


そんな切ない顔で言われたら………


返事の代わりに私から陽日に唇を重ねる。


それを合図にそのままフローリングにゆっくりと押し倒される。


「ベ、ベッドじゃないの?」


って言うと


「ここじゃ駄目?もう抑えられないよ……」


そう言いながら私の首筋に唇を這わす。


「んっ、ぃやっ」


思わず声が出ちゃう。


「その声、溜まんない……」


それを合図かのように陽日の手が私のカットソーの中へと侵入し、ブラをぐっと押し上げる。


陽日の手から受ける刺激に思わず身が捩れる。


「っ…………」


「沙紀さんって感度良いよね?」


「……そんな事、いちいち言わないでょ……んっ………」


与えられる刺激に段々と何も考えられなくなる………


陽日の手が私の体をフローリングにピタッと張り付け、その柔らかい唇は首筋から胸へとおりてゆき


敏感な部分を責める。


「あっ……」


声が抑えられないょ……


余裕のない私とは違って今日の陽日は少し強引なくらいに私を責めてくる。


陽日の唇は更に下へと這っていきお腹の方へと…………
















グゥ〜〜〜









えっ


やだっ


きゃぁーーーーーーーぁぁあああああっ!


鳴ったのは私のお腹だった。













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