暫定彼氏〜本気にさせないで〜
藤枝課長ーーー
そう、私は藤枝さんの事が好きだった。
私が入社した時、私より5つ上の藤枝さんはまだ役職もついておらず、私にとっては単に隣の課の素敵な先輩だなっていう印象を持っているだけだった。
同じフロアに居るといっても藤枝さんは人事、私は総務。
仕事以外のやり取り等はそれ程無かった。
けれどある時、人事と総務で合同の飲み会があって、たまたま隣の席に座った私達は直ぐに意気投合した。
その日を境に仕事の話以外でも何かと言葉を交わすようになったり、時にはランチにも行ったりした。
もちろん、他の人達も一緒にだけど。
その内、二人きりで仕事帰りにご飯を食べに行ったりしている内に、気付けば私の中で藤枝さんは特別な存在へと変わっていた。
藤枝さんが好き。
藤枝さんにとっても特別な存在になりたい……。
私は思い切って告白をする事にした。
きっと、受け入れて貰えるだろうと。
それくらいの親密度が私達にはあったと思っていた。
実際、藤枝さんは私の思いの全てを受け止めてくれた。
心も体も全てを………。
私の心は幸せで満たされていた。
けれど、その幸せはいつまでも続かなかった。
何故なら、藤枝さんには婚約者がいたから。
そう、私は藤枝さんの事が好きだった。
私が入社した時、私より5つ上の藤枝さんはまだ役職もついておらず、私にとっては単に隣の課の素敵な先輩だなっていう印象を持っているだけだった。
同じフロアに居るといっても藤枝さんは人事、私は総務。
仕事以外のやり取り等はそれ程無かった。
けれどある時、人事と総務で合同の飲み会があって、たまたま隣の席に座った私達は直ぐに意気投合した。
その日を境に仕事の話以外でも何かと言葉を交わすようになったり、時にはランチにも行ったりした。
もちろん、他の人達も一緒にだけど。
その内、二人きりで仕事帰りにご飯を食べに行ったりしている内に、気付けば私の中で藤枝さんは特別な存在へと変わっていた。
藤枝さんが好き。
藤枝さんにとっても特別な存在になりたい……。
私は思い切って告白をする事にした。
きっと、受け入れて貰えるだろうと。
それくらいの親密度が私達にはあったと思っていた。
実際、藤枝さんは私の思いの全てを受け止めてくれた。
心も体も全てを………。
私の心は幸せで満たされていた。
けれど、その幸せはいつまでも続かなかった。
何故なら、藤枝さんには婚約者がいたから。