ナナ色Heart
「二宮、気を付けろ」

え……?

「それしか、言えない。けど、気を付けろ」

レイヤ君は、懇願するように言った。

あたしは頷いた。

……なんなの?

玲哉君がしたように、ひとりでいる女の子に声かける男性とか多いから、注意しろって事?

あたしは、玲哉君の後ろ姿をしばらく見送っていたけど、気を取り直してコンビニの中へと入った。
< 104 / 339 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop