ナナ色Heart
もうね、顔が熱すぎて、きっとめちゃくちゃ赤いんだろーなって、思った。
校門を出ると、山内君があたしの鞄を取って、自分の肩にかけた。
「手、かせ」
こっちを斜めに見下ろしてちょっと笑うと、山内君はあたしの手を掴んだ。
「土曜か日曜、どっか行かないか?」
「うん、行きたい」
「どこ行きたい?」
「んー」
「とりあえず、俺の家集合してから決めよ」
「プッ」
「なんだよ」
山内君はちょっと眉をあげて、なぜ笑うのか分からないという風に首をかしげた。
校門を出ると、山内君があたしの鞄を取って、自分の肩にかけた。
「手、かせ」
こっちを斜めに見下ろしてちょっと笑うと、山内君はあたしの手を掴んだ。
「土曜か日曜、どっか行かないか?」
「うん、行きたい」
「どこ行きたい?」
「んー」
「とりあえず、俺の家集合してから決めよ」
「プッ」
「なんだよ」
山内君はちょっと眉をあげて、なぜ笑うのか分からないという風に首をかしげた。